投稿日の本日、2020年5月2日では、神奈川県の県知事からの緊急メッセージが来たと話題になっているようなので、アメリカ留学中に驚いたエリアメールについてまとめてみました。
エリアメールとは
エリアメールとは、ある特定の地域にいる・ある携帯に向けて送信される一斉メールで、有名どころとしては緊急地震速報でしょう。
突然携帯が大きなアラート音で鳴り始め、ビックリすることも多々あります。海外から友人も、地震自体は当然ながら初めての経験でびっくりしたと話しますが、街中で一斉に携帯が鳴り始めて何事かと思ったら揺れて、「そんな急に鳴っても準備できない」と嘆いていたのを覚えています。
しかし、海外には緊急地震速報と同じレベルの恐ろしいエリアメールがあるのです。自粛要請のエリアメール程平和な緊急メールは無いでしょう。
AMBER Alert
私KOUがアメリカで経験した恐ろしいエリアメールを紹介します。
その名も『AMBER Alert』
銃社会・アメリカならではの日本では経験できないエリアメールでしょう。
メッセージの内容は、
- AMBER Alert
- 住所
- 車の種類とナンバー
このメッセージをはじめて受信したとき、何を意味している全く分からず、何事かと飛び起きて慌てたことを覚えています。
このAMBER Alertどのような時に発令されるかというと、エリア内で子供の誘拐事件が起きた時。日本ではなかなか経験できるものではないでしょう。
子供の誘拐事件が起きたことを端的に知らせるもので、連れ去った車の種類・色と車のナンバーが記されていたのでした。詳細が分かる場合などは、犯人の特徴や名前、連れ去られた子どもの名前も記載されます。
なんともアメリカらしいエリアメールでした。
AMBER Alertとは何物
このAMBER Alert実は、アメリカ・カナダ、EU加盟国など世界各国が導入しているものであります。
もとは、Amberちゃん9歳が、1996年にアメリカ テキサス州で誘拐され殺害された事件を発端に、1998年に導入され2000年にアメリカの議会で採用され、運用が拡大され、2005年には全米でAMBER Alertが利用されています。
対象は17歳以下の子供に限られ、誘拐事件が起きると、そのエリアのテレビやラジオ、エリアメールとして配信される仕組みになっています。
きっかけとなったAmberちゃんの名前と、America’s Missing Broadcast Emergency Alertの頭文字をとって、『AMBER Alert』と名付けられたのでした。
2・4週間のアメリカ滞在中に2回経験したので、アメリカに行く機会がある人は、このAMBER Alertの存在を知っていくと、突然携帯が鳴り暴れ始めても、ビックリすることもないでしょう。