航空会社の上級会員を取得した際の醍醐味の1つとして、空港でのラウンジ利用は言うまでもありません。しかし、現在はコロナウイルスの影響でラウンジはクローズ、それ以前に飛行機にも乗ることができない状況となってしまいました。
しかし、コロナが蔓延する寸前となった2020年3月当初は、会員に是非サービスを利用してもらうために航空会社は精一杯の感染対策に取り組み、ラウンジの機能を維持しもてなしてくださいました。
今回はそんな中留学で利用したアメリカン航空のラウンジを紹介したいと思います。
日常のアメリカン航空 Lounge Admirals & FLAGSHIP
アメリカン航空には、一般会員向けのAdmirals Lougeと、上級会員向けのFLAGSHIP Loungeの二種類あり、前者のアドミラルズ ラウンジはアメリカン航空のクレジットカードを保有している人や、アメリカ国内線のラウンジとしての役割が大きく、利用者の多くはビジネスでパソコンを利用するためのスペースとして使われているイメージがありました。後者のフラッグシップ ラウンジは上級会員またはファースト・ビジネスクラス向けのラウンジとなっています。
Admirals Louge
ここでは、ソフトドリンクとちょっとした果物やパン、ヨーグルトといった軽食が無料で頂くことができ、アルコール類やガッツリした食事は有料となっています。
KOUが利用した時は、マスターカードとのコラボで、サンドウィッチが提供されていました。朝早い便だったので、軽く朝ご飯を食べるのに丁度良かった程度の満足度でした。また、時間帯によっても少しメニューが異なるようです。
FLAGSHIP Lounge
こちらは、JALのマイル修行を行って利用することができるワンワールドグループのアメリカン航空の最高級ラウンジとなっています。
今回KOUは、コロナ騒動の前後で、このフラッグシップラウンジを利用することができたので、どのような対策がなされていたかも含めて紹介してきたいと思います。
通常運転 FLAGSHIPラウンジ @ ロサンゼルス
今回利用したフラッグシップラウンジは、ロサンゼルス国際空港のものです。アメリカ本土で日本からも近い西海岸に位置するロサンゼルスは、旅行先でも人気ですし、アメリカ国内や南米などへの経由地としても有能な空港ですので、JGC修行した人は利用する機会が多くなるかと思います。利用者数としても、世界で4位、アメリカ国内でもアトランタ空港に次ぐ2位の巨大ハブ空港となっています。
ラウンジの楽しみとしては、飛行機が一望できることの景色の良さが挙げられます。が、ロサンゼルスの空港は、凸凹がおおく、ラウンジも凹に位置しているので、長めとしたら☆5分の3程度でしょうか。
しかし、席数も豊富で、デスクタイプや、レストランの様なテーブル、ふかふかソファゾーンと言った利用目的別にもタイプが分かれていて快適度としては申し分ありませんでした。
これまた朝一の便でしたので、人が少なかったこともありましたが、食事やドリンクもフルメニュー用意されていました。
食事に関しては、日本のJAL サクララウンジなどと比べると見劣りするレベルですが、アメリカのランクの高いホテルの朝食と言った感じです。こちらも、スクランブルエッグに平たいハンバーグのような塩がガッツリ効いたソーセージ肉と言ったアメリカンな朝食もありましたが、野菜のメニューが多くてヘルシー系が多くて驚きました。
食事に関しては、ランチやディナータイムにも再訪してみたいものです。てっきりハンバーガーやステーキとかが食べれる物かと思っていたので少しがっかりしました。
しかし、アルコールコーナーは朝から万全でしたので、朝7時からでも楽しむことができました。
アメリカの有名銘柄から。ロサンゼルスの地元のビールであったり、我らが日本のAsahiや日本酒も準備されており、日本食もどきのサラダ巻きが用意されていた事からも推測されるように日本人利用者が多いことが分かります。
リカーコーナーやワインコーナーも豊富な品ぞろえとなっていて、サクララウンジとも引けを取らない酒の豊富さが分かります。
アメリカにきて、野菜不足を感じていたので、多くのフレッシュ野菜も摂取でき、ワインの飲み比べが出来、朝食としては大満足できましたが、是非違う時間帯での ザ アメリカンな食べ物を食べてみたいものです。
コロナ禍でのラウンジは? @シカゴ オヘア
では続いて、2020年3月中旬のコロナの蔓延が始まりかけていた状況での、ラウンジとはどんな状況下かを紹介したいと思います。
こちらのラウンジは、シカゴ オヘア空港。アメリカ国内で、3番目、世界では羽田空港に次ぐ世界6位の利用者を誇っています。
今後、飛行機に乗れるようになった時も、感染対策が長い期間続き、同じような対応が成されることが考えられるので、是非参考にしてみて下さい。
はっきり言うと、サービスが大分縮小されていました。カウンターに並ぶ食材は、全て個別の皿に取り分けられサランラップで、ラッピングされた状態で置かれています。しかし、飲み物や銀食器類、デザートの取り分けは、全てスタッフがやって下さり、乗客の接触機会を減らす対策がなされていました。
こちらは、昼過ぎの利用でしたが、メニューも大分縮小されているようで、正直物足りない感が、否めません。アルコールコーナーに関しても、缶・ボトル類の冷蔵コーナーはロサンゼルスと同等でしたが、リカーやワインは縮小となり、注ぐのもスタッフがして下さいました。ウイスキーのソーダ割がとても濃くて苦戦した覚えがあります。
食事に関しては、コロナの影響でだいぶ残念な感じでしたがしょうがないと考えるのが妥当であり、シカゴ空港内のグルメが充実しているのでそちらを楽しむの良いでしょう。シカゴといったらシカゴピザ。とてもおいしいですが、3~4人でシェアするのをおすすめします。このサイズ、直径20センチ越えで12ドル程度で大満足です。
しかし、シカゴのラウンジからの景色は絶景です。アメリカン航空のターミナル内にあるのでさすが飛行機大国アメリカという景色に圧倒されます。こんなにも、一つの空港に飛行機がこんな数あるのかという不思議な感覚とともに、アメリカの国土の広さを物語る化身ともいえるでしょう。ガラス窓から見える180度全体に、星条旗のアメリカン航空が見える景色を是非見に行く価値はあるかと思います。
また、アメリカン航空ラウンジ内にJALのカウンターもあり日本人グランドスタッフがいるので、たいへん利用しやすく安心感もあります。
私KOUも、帰りの飛行機は中国・韓国方面の帰国者が日本経由で帰ろうとしていた影響で、コロナ騒動で利用者が減ると言われていたにもかかわらず、満席状態でした。そんな中、私KOUがJGC会員だったこともあり、JALのスタッフが、自分の席の隣が空席になるように席の変更をして下さり、ラウンジ内のスタッフに案内して下さりました。JALの心優しいサービスに感謝です。
こういった点も、ラウンジの入り口でJALのスタッフに会うことができるので、とても便利な仕様になっています。
さいごに
コロナの影響で、ラウンジの利用方法に先行きが不透明ですが、航空会社は最大限の対策を施して下さっています。そして、このコロナの影響を真に受けている航空業界ですが、今回のコロナ禍のラウンジ利用でも乗客ファーストに考えての準備が取られていますので、安心して利用できると言っていいでしょう。そしてコロナが明けたら、みんなで飛行機に乗って航空業界・旅行業界を盛り上げたいものです。
いまは、旅行プランの妄想や、上級会員修行のプランなどを考えて待ち続けましょう。