新学期スタート

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4月と言えば、新年度の始まり。
そしてこのシーズン、部活動にとっては新入生を確保するのにとても大事な時期。

医学部の新入生歓迎会、所謂〝新歓” は特殊と言われる所以を少し紹介したいと思います。

医学部の新歓

医学部の新歓は、過激と言われることもありますが、医学部という特殊性により、
部員集めに必死にならざる得ない状況があります。
運動部を例に説明していきたいと思います。

まず、医学部医学科の学年人数に触れる必要があると思います。
多くの大学は、100人前後、多い大学でも150人程度です。
そして、男女に分けるとさらに少ない人数となります。

また、医学部の大学は、基本的に医学部の大学だけが参加できる、
東日本/西日本医科学生総合体育大会、通称東医体・西医体なるものに所属します。
この大会の参加資格は、医学部医学科の学生のみになるため、
医学科の学生をチーム作りのために確保しなければなりません。

そして、この大会の競技種目は、23種目あります。
全ての大学が全種目の部活を持っているわけではありませんが、
中には全種目出場できる事を謳い文句にしているような大学もあります。

つまり、少ない人数をまあまあな数の部活で、取り合う現象が生まれます。
そして、さらには文科系の部活も割り込むためカオスな状況になります。

新歓の手口

もし、医学部の1年生になる機会があれば、この言葉は耳にタコが出来るほど聞くでしょう。

  1. 全部タダだから、一度でいいから新歓来て
  2. 縦とのつながりが大事だから、みんな運動部に入る。
  3. (文化部)みんな運動部と兼部しているから
  4. 初心者初めでも大丈夫

1に関しては、本当に無料なので、新入生は体力が許す限り、
おいしいものを食べに行くことが大切だと思います

大学や部活によっては、大変豪勢なものもありますが、
各大学新歓のルール、費用を決めたり期間を設定したりなどが徹底しており、
新入生は安心して新歓を楽しめると思います。
上級生は、必死です。

また、2・3・4に関しては、少ない新入生を少しでも多く部活に入るようにする歴代の知恵かと思われますが。
実際のところ、縦とのつながりは、一番大事です。
授業や試験に関してだけでなく、病棟での実習やその後の診療科選択など、
様々な場面で部活の繋がりは大変大切になります。
これは、医学部に限らず、どの社会でも重要かと思いますけども。

その縦のつながりを閉ざさないためにも、各部活OB周りや、OB会と言った在学生と卒業生との関りを、毎年開催しています。そして、部活の運営費をお願いすることも、在学生の重要な任務となっています。

医学部でラグビー部に入るメリット

医学部での新歓について、簡単に説明させていただきましたが、
ここでラグビー部に入るメリットについて、何点か紹介したいと思います。

この記事を読んでいる受験生や、そのご家族の方でしたら是非入部を検討してください。
そして、ラグビー経験者の受験生は、是非医学部も選択肢に入れてみてください。

まず、ラグビーで繋がる人脈の強さを挙げたいと思います。
メジャースポーツ(野球やサッカー)などとは違いラグビーでは、
大学内の上下の繋がりは言うまでもなく、大学を越えたラグビーをやったことがあるというだけでその輪が大きくなる印象があります。
実際に、病棟実習などでも他大のラグビーの先生にも大変かわいがって頂き、話が盛り上がり
コーヒーを奢っていただいたり飲みに誘っていただいたりと。
よそ者にも優しいのがラグビーの良いところであり、
『One for all, All for one』の精神が根底にある証拠かと思います。
これもマイナースポーツだからこその醍醐味です。
ワールドカップ人気にあやかり、日本でもメジャースポーツと言える日が早く来てもらいたいものです。

また、ラグビー部からは各大学多くの教授を輩出していることも事実として挙げられます。
これも、ラグビーが1チーム15人で行い、敵チームや試合に出れないメンバー、マネージャーなどのチームスタッフを合わせると、とても大きなチームとなります。
ラグビーのチームスポーツの関わりが、チーム医療の中でよい作用をもたらすことは容易に考えられます。

ただ、ラグビー部は筋トレばかりしていて、頭が悪いと思われがちで、
実際に先生からも「ラグビー部かぁ、ニヤニヤ」
という反応をされますが、頭の良さと部活に関係はなく、本人次第だと思います。
どの部活にも留年する人はいますし、部活に入っていないから留年しないというそんなことも、ありません。
ただ、ラグビー部に対する元の敷居が低いため、少しでも質問に答えられると評価が上がるのは、大変ありがたいものです。

そして、ラグビー部は、初心者や高校時代部活に入っていないような人でも入りやすい部活です。
まず、部活の半数以上が、初心者初めということも大きな理由でしょう。

走る、蹴る、投げる、当たる、様々な要素がラグビーには含まれています。
またポジションによっても自分の弱みを強みに変えることが出来ます。
中でも、サッカー、陸上、バスケットボール、ハンドボール経験者は、
ラグビーを始めやすいのかなと個人的には思います。
医学部は6年間あるため、初心者初めであっても競技レベルが高くなる理由はここにあると思います。

経験者が多い部活ではなかなか試合に出られない時期も長くなる傾向があります。

しかしラグビーに関しては、試合に出会られる人数が15人と多く、その辺の心配もありません。
スポーツでは、試合に出られないと楽しさも半減してしまうと思います。
最初の一年は体作りなどをして、基礎を学び、
2年生ごろから試合に出始めて、4年生ごろには列記としたラガーマンに成長しています。

ただ、ラグビーはやっぱり怪我が多いのでは?と心配になる人が多いと思います。
現に、私KOUも前十字靭帯断裂してますもんね。

この辺の解説は、次回説明していきたいと思います。

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