菅平の医療体制

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菅平は、夏は多くの部活の合宿地として有名ですが、医療体制はどうなっているのでしょうか?

スポーツには怪我が付き物、長い合宿では体調を崩したりと心配は大きいものかと思いますので、菅平の医療を紹介したいと思います。

菅平高原クリニック

菅平の街には、唯一菅平高原クリニックという診療所が1つ開設されております。

場所は、菅平の中心地T字路近くのリゾートセンター内、一階。バス停の近くで、ドクターカーも配置されているので、一目でわかります。

病院目の前まで、車で横づけでき、無料駐車場もあるので安心です。

オフシーズンは、月水金の週3回、夕方のみとなっていますが、

夏の7~8月と、冬のウインタースポーツシーズン12~3月は、月曜~土曜日診療をしております。日曜日も電話が通じたので、日曜日の診療はやっているのかは記憶にありません。病院のホームページでは土曜日までになっていますが、休みなくやっていた気がしますが、確認してみてください、申し訳ございません。

夏の時期に関しては、多くのスポーツ障害が発生するため、都内などの大学病院の整形外科から応援の医師が多く来ます。

一般的には、大学ごとの輪番制となっており、1週間ごとに異なる大学から派遣されてきます。この1週間でほとんど全てのスポーツ障害を経験できるようで、医師にとっても貴重な場所であり、異質な環境のようです。

どの大学、どの先生にあたるかは、その時次第になっています。

受診の仕方は?

多くの患者は、自分の足で来院する、Walk-inというスタイルで受診します。受付で、初診の予診表などを書いて、受付前のロビーで待つことになります。待ち時間は総じて長くなります。緊急性が高いような人は、順番が入れ替わったりすることもあるので、痛みがひどい骨折や脱臼の場合は申告すると良いでしょう。

また、予診票などの手続きも多々あるので、付き添いの人が付いているとスムーズですし、患者の負担も減るでしょうので、側にいてあげると良いでしょう。

その理由に関しても、自身の経験を踏まえて記しているので、ぜひACL断裂記 その5をご覧になってください

その他に、救急車で来院するケース、診療所からドクターカーが出動し、発生場所に向かうケース、頸椎損傷など重症が疑われた場合は、ドクターヘリが出動し、上田市など長野県内の病院に直接搬送されます。

ドクターヘリが出動する際は、グラウンドに直接降り立ち、患者を乗せて出発していきます。

また診療所内でも、救急車の患者など、より重症な患者が優先されるため、Walk-inの患者はより待つことになりますが、仕方がない事です。

この診療所では最低限の機能しか有していないため、最低限の処置をして、多くは対応しきれないので、上田市内の総合病院へ救急車で搬送されていきます。

また、この診療所に配置されているドクターカーは旧式のもので、大変揺れるということで有名なようです。

診療所の設備は?

受付の先に、大きな処置室があり、カーテンで3つほどに分かれており、診察室となっています。エコーが配備されていたりと、一般的な整形外科と同じ環境ではないでしょうか。

ただ、私が診察を受けた時には、机の上に、『病気がみえる 整形外科』という学生向け、もっと言えば看護学生向け、誰でも分かりやすく説明したイラスト中心の教科書が置かれており、少し不安な気持ちになったのも記憶しております。

どの先生にあたるかは、その時次第です。

他には、機械として、レントゲンが一台だけあった気がします。CTなどがあったかは、記憶があやふやなので今度行く機会があれば確認したいと思います。

診察は?

診察に関しては、近所のかかりつけの整形外科のものと同じと考えて良いでしょう。ただ、この診療所の立ち位置としてはトリアージ的な要素が大きいので、地元の整形外科にもう一度かかることをお勧めします。

受傷直後は、整形外科の分野は診断が難しいことも関係しています。

松葉づえも貸し出して下さるし、家に帰宅してから郵送で返却することも可能です、

またMRIを取る必要があるなら、メディカルスキャンという画像撮影専門のクリニックが各地にあるので、そこを自分で予約し、菅平高原クリニックにFAXで紹介状を送ってもらうことも可能です。

そのため、菅平高原クリニックを受診、FAXで紹介状を送ってもらいメディカルスキャンを受診しMRI撮影、地域のかかりつけ医に受診し、総合病院を紹介してもらい、紹介状を持って受診する流れが一番無駄がなく、スムーズではないでしょうか。

こういう人は受診しない方が

夏場は、一般的な医師の専門は整形外科・外傷となっています。

そのため、一般的な風邪や発熱などの薬を貰う分には菅平高原クリニックで十分かと思います。

しかし喉が腫れている、下痢が収まらないといった内科疾患は、専門家に見てもらう必要があるので、車で下山し、上田市内の病院を受診した方が、正確ですし、完治も早くなるのでそちらをお勧めします。

さいごに

夏場は、菅平では万全な医療体制があり、何年も継続してきている実績があるので、スポーツに集中して合宿を行うことが出来ると言っていいでしょう。

しかし、怪我をしない、菅平高原クリニックを受診しないことに越したことはないので、細心の注意を払い合宿を楽しみましょう。

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